DIBH（深吸気息止め照射）を容易に実現するAbches

乳がんの放射線治療時に問題になるのが心臓への影響です。治療終了後、心血管疾患が発生しやすいとの指摘もあり、心臓の被ばくをできるだけ少なくする試みが行われるようになっています。なかでも有効といわれているのが、深吸気息止め照射（DIBH: deep inspiration breath hold）です。これは、深吸気息止めによって肺野を拡張し、標的と心臓の間に距離を確保しようというものです。

呼吸を制御する方法として有効なのが患者自身による息止めで、当社の呼吸センサ Abcheは、患者自身による自発的な息止めを容易に実現できるとの評価を得ています。